先日の釣行で大鯛を釣り上げ喜んで写真撮影を
してたら手を滑らせて鯛がボート内に落下してしまった
しまったと思ったけど遅かった

3箇所にヒレが刺さって穴が空いてしまった
しかも1箇所は折れたヒレが刺さったままとゆうありさま
とゆうわけでゴムボート修理にとりかかります
アキレスゴムボート(CSM素材)の補修はPVC素材より難しい
アキレスのゴムボートに使用されてるCSM素材はパーツ接着の難易度が高い?
いやもしかしたコツを掴んだら難しくないのかもしれない
使用する接着剤の特徴を理解して使用すれば良いってわけだね
CSM素材用の接着剤
CSM(についての詳細はこっちらにリンクを貼り付けておきます)
CSM(ハイパロン)用の接着剤は2種類あって
コニシのボンドG17
コニシのG17はアキレスのゴムボートを購入すると付属の補修キット
の中に一緒についてくる接着剤です
それとこのボンド
スリーボンド 1501
ゴムボート仲間の話では、ボート修理の現場ではこっちのボンド
が使用されてるようです
プロが言うのだから間違いないでしょう
信じるか信じないかはお任せします
G17でもスリーボンド1501
どちらもしっかり接合してくれるようですが
数年経過した時のに差が出るようです
より長持ちするのがスリーボンドのほう
みたいです
せっかく補修キットで付属してくから
わざわざスリーボンドを購入するのは勿体無いと思うなら
G17で良いと思います
アキレスのLF-260 RUに乗られているyou tuberのコウタ
さんはG17で修理している動画をあげてて
問題なく乗られてるようです
この動画では修理してるところも見られるので
参考になります
ゴムボート穴あき修理
さて修理するのは初めてですが
とりあえず自分でもやってみようと思います

修理する箇所はこの3箇所のピンホールを直していきます
準備するもの
- スリーボンド1501かG17
- 洗剤+スプレーボトル
- パーツクリーナー
- 紙やすり#80かそれより荒目
- マスキングテープ
- ヘラ(ボンドを薄く平らに伸ばせるもの)
- ウエス
- ジョイントローラー
- 重し
作業手順
作業手順を先に予習しておく
- 水で薄めたスプレーで穴あき箇所の特定
- 穴あき箇所に印をする
- 穴あき箇所より1.5~2cm大きめに補修生地を切り取る
- 補修生地からはみ出したボンドが本体につかないようマスキングテープで
養生する - マスキングテープの内側と補修布の裏側をヤスリで軽く削って
あたりをつける - エアークリーナーとウエスで油分と汚れとカスを拭き取る
- ボンドを補修箇所と当て布の裏側に薄ーく薄〜く塗って
乾かしてさらにボンドをうす〜く塗って乾かしてを2〜3回繰り返し - ボンドが粘着テープの糊面ほどの粘度まで乾いたら貼り合わせる
- ジョイントローラーでグリグリ押さえつける
- マスキングテープを剥がして重しを乗せて数日放置する
- エアー漏れがないか洗剤でチェック
成功のポイント
- ボンドは薄ーく薄ーく塗る事
- 補修布は500円玉サイズ程度まで
- ボンドがある程度乾くまで貼り合わせない
- 重しをして2〜3日は放置する
- 途中で貼れてるか様子見をしない
と言うわけでまずこちらのボンドの特徴を知る必要がありますね



スリーボンドホームページから大事そうな部分だけ抜粋
要するにスリーボンドの特徴は空気中の湿気に反応して
硬化するってわけですな
春から夏にのような湿度の高い時期は作業がしやすく
冬場のような乾燥してる時期は硬化するのに時間がかかるってわけですな
実際の作業写真付き解説
ゴムボートに穴が空いてしまったのは初めての経験で
ピンホールの補修はもちろん初めてです。
結論を先にゆうと成功したので今回の作業行程は
参考にしてもらえると思います
穴あき箇所を見つける

まずこのピンホールの場所をチェックするために
スプレーで食器洗剤を水で薄めた液体を吹き付けます。
すると、穴あき箇所にだけ細かい泡がシュワシュワっと
湧いてくるので
この方法で穴あき箇所が特定できます
補修布を切り出す、マスキングテープで枠取り

穴あき部分を中心に1.5~2センチを覆うくらいのサイズに
切り出します
ピンホールなら500円玉程度のおおきさがおすすめ
私は3箇所穴が空いていたので縦長に切り出しました

穴あき部分に補修布をあててその周りに
マスキングテープ貼っていきます
マスキングテープを貼る理由
マスキングテープを貼ることでボンドのはみ出しや
補修布の正確な位置決め
次の行程のやすりでのあたりだしの際に穴あき箇所以外の
傷つき防止になります
紙やすりであたりをつける

ゴムボートの素地はツルツルでボンドが密着しにくいので
紙やすりで表面を軽く削り凹凸を作ることで
接着性をよくします
今回はボート側と補修布の両方に接着剤を塗って貼り合わせる
のでボート側の表面と補修布の裏面両方に同じ作業をします
どれくらいヤスリがけをしたらよいか?
ゴムボートの素材は何層かのレイヤー構造になってます
表面、裏面共に表面の光沢がなくなる程度
表面層を削り取らない程度に、なるべく深く荒く溝を
作ってやるって気持ちで
力を入れて手数を少なく「ゴリっ」とヤスリをかけます

ウエスで拭き取りパーツクリーナーで油分を除去
ヤスリがけをしたら接着部分の細かなゴミや油分を
取り除くために拭き取りとパーツクリーナで処理しておきます
ボンドを塗る

※ボンドは薄ーく3回塗り重ねる
成否の鍵を握るのはボンド塗りです。
焦らず時間をかけて行なっていきます
ポイントは程よく乾かしながら行うと言うところ
貼り合わせるのに乾かすの?マジかよって
疑問を持つでしょうし、ビビりますよね
ですから先に説明したボンドの硬化方法を
もう一度見返してください
ボンドは3回も塗り重ねるのでなるべく薄ーく
薄ーく延ばします
3回塗り重ねる理由を自分なりに考察してみました
1度目の塗りは下地作り
ボンドがくっつきやすくするために下地にボンドを
馴染ませる役割
2度目の塗りは表面の均一
下地にベースを塗った凸凹面を平す役割
3度目の塗りは本貼り用の接着剤
それぞれの工程に役割があると仮定して
ボンド少量をヘラのようなもので薄ーく均一に延ばして
しばらく放置、
乾いたら、塗り重ねていく
これを本体側、補修布側共に3回やっていきます
私は作業を高速化するためにブロワーで風を当てながら
作業しました。
しかも、梅雨入りをした6月の雨の日で湿度も気温も高い
作業するのにベストな日だったと思います。
乾いた加減の見極め方は
指先で触れた時、糸が引くようならまだまだダメ
セロテープやガムテープの接着面程度にちょっと
ベトつく程度がベスト

貼り合わせる
接着剤がある程度乾いてきて、表面がちょっとベトつく程度に
なったらいよいよ貼り合わせていきます
超緊張の瞬間です

マスキングテープの枠に合わせて補修布を貼ります
渾身の力でローラをグリグリしてやります
もちろん平らなところで作業しますが、私は裏に
段ボールを1枚敷いて、軽く沈み込むようにして
ローラーをグリグりしました。

ローラーをかけたら
マスキングテープを剥がし、際にはみ出した
ボンドを取り除きます
重しをして2〜3日放置

極所的に荷重をかけられるものはなんでも良いと思いますが
重しをして2〜3日絶対安静です
2〜3日絶対安静です!
2度言いましたよ

翌日大惨事が起きていました
重しにしていた水入りのタンクが倒れて
ボート内はビッショビショ
補修箇所が水没していました
幸いそれでも
修理はできていたのでほっとしましたが
※良い子は絶対真似しないでね
重しに水入りタンクは使わないように
エア漏れチェック
ボートを膨らまして洗剤水を吹き付けて
エアー漏れがないかをチェックします。
エアー漏れがなければ作業完了です。
念には念をと言う人は一晩が1日膨らました状態で
放置して萎んでいないかチェックします
これで異常なければ完璧ですね
以上がアキレスCSMの補修作業行程の説明になります。
ポイントさえ押さえて作業すればできるんだなと
感じました
ただ、ボンドを塗るのはすっごく緊張したし
これが正しいのか間違ってるのかもわからないのは
仕方ないのかもしれないですね
初めての作業だったので一つ一つの工程に
びびってましたけど2度、3度やることがあったら
こんなもんかなーって作業できる気がします
ただし、こんな作業は相当面倒くさいので
初めから穴を空けないように大事にボートに乗ろうと
心に誓いました
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